メーカーでよく使われるAS400は古い?
AS400という言葉は、なかなか馴染みがないかもしれませんが、
メーカーなどで生産管理システムとして導入されているIBM製の製品を言います。
AS400はいわゆるオフィスコンピューター(オフコン)を使用したシステムのことを言いますが、
今でも大企業を含め多くのメーカーで使われ支持を得ています。
この記事では、支持されているのにもう古い?と言われる理由について紹介します。
目次
1.古いと言われる理由
IBM i (AS/400)は、IBM社の独自OSにより一貫して構築されたシステムで、
内部は一般公開されていないクローズドなシステムです。
この技術により、非常に高いセキュリティー性や、システム安定性に定評があります。
実際に長い年月が経っても安定して稼働し続けているという噂もよく聞きます。
一方で新しくAS400を導入するという話は、あまり聞きません
その理由としてオフィスコンピューターというのが、
時代に合わなくなってきたというのが主な理由のようです。
確かに最近ではインターネットを介してクラウドに保存管理するのが主流になりつつあり、
自社でサーバーを持つこと自体も減っています。
ではなぜ古くなったAS400を使い続けるのかと考えると、
新しくシステムを作ることやデーターを入れ替えることには、
高い費用とリスクが付き物のため、延命して継続利用する事業者が多くいるためです。
実際にAS400は非常に優秀なシステムであったため、
今後も一定数の需要が継続すると言われていますが、
問題は需要に対してメンテナンス対応できるエンジニアがいない事です。
エンジニア不足は世間で一般に言われていますが、
先細りのAS400のシステムをあえて学ぶエンジニアがいないことも大きな要因の一つです。
2.まとめ
需要と供給のバランスから
エンジニアの数が減ってくると次第に保守管理の費用も膨らむことが予測されます。
システムの延命で乗り切るのか、業務効率化を加味して新しいシステムに切り替えるのか
切り替えるタイミングは、非常に難しい判断なのかもしれません。
#オーダーメイドシステム #AS400 #Webシステム #業務システム
この記事を書いた人
株式会社ウェブロッサムの
代表:水谷友彦
中小企業の業務効率化を
デジタル戦略でサポート