WebシステムはAccessよりも重い?
はじめに
システム導入において、Accessから本格的なシステム化を検討されている
事業者様から、Accessでさえ重いからインターネットを使うWebシステムは
もっと重くなってしまうのではという心配の声を聞くことがあります。
このページでは、Webシステムは遅くないこと
Accessは仕組み上遅くなりやすい理由について紹介します。
WebシステムとAccessの比較
⇑Webシステム構成
Webシステムは当然ながらインターネットを介してサーバーにアクセスします。
⇑Access構成
Accessはインターネットを介しませんが、社内サーバーにある情報を使ってPCに情報を表示します。
上の2つの構成をみるとインターネットの有無だけの違いに見えますが、
WebシステムとAccessの大きな違いは情報を検索処理する場所が異なります。
Webシステムは検索処理する内容をクライアントPCから指示を出し
処理をサーバー側で行います。
一方でAccessは
検索処理をクライアントPCで行うのが一般的です。
これらのことから、Webシステムの処理のフローは
リモートのサーバーに対して情報の検索処理の指示を出す
⇓
サーバー側で情報処理
⇓
結果画面ををクライアントPCに送信
⇓
画面表示
というフローに対しAccessは
AccessがインストールされているクライアントPCで情報の検索処理の指示を出す
⇓
データーがある社内サーバーのデータ一覧をクライアントPCにすべて読み込み
⇓
データーが揃ったらクライアントPCで処理
⇓
画面表示
といったフローになり一番重いデーターベースのデータが
サーバーとクライアントPCを行き来することになります。
まとめ
Accessのデータ処理を早くする方法は存在しますが、
ほとんどの場合は上で説明した処理フローの状態となっており
Accessはデーター量が多くなってくるとデーターの移動が増えてしまう特性があるため遅くなります。
これに比べWebシステムは
マスターデータと処理するサーバーが同じ場所にあるため
処理の重いものはサーバー上で行い必要な画面情報だけをクライアントPCに送信するため処理速度は速くなります。
#オーダーメイドシステム #Access #Webアプリ
この記事を書いた人
株式会社ウェブロッサムの
代表:水谷友彦
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