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更新日時:2024.07.29
カテゴリー:blog

WebシステムはAccessよりも重い?

Webシステムは重い?

はじめに

システム導入において、Accessから本格的なシステム化を検討されている
事業者様から、Accessでさえ重いからインターネットを使うWebシステムは
もっと重くなってしまうのではという心配の声を聞くことがあります。

このページでは、Webシステムは遅くないこと
Accessは仕組み上遅くなりやすい理由について紹介します。

WebシステムとAccessの比較

Webシステムの構成

⇑Webシステム構成

Webシステムは当然ながらインターネットを介してサーバーにアクセスします。

Access構成

⇑Access構成

Accessはインターネットを介しませんが、社内サーバーにある情報を使ってPCに情報を表示します。

上の2つの構成をみるとインターネットの有無だけの違いに見えますが、
WebシステムとAccessの大きな違いは情報を検索処理する場所が異なります。

Webシステムは検索処理する内容をクライアントPCから指示を出し
処理をサーバー側で行います

一方でAccess
検索処理をクライアントPCで行うのが一般的です。

これらのことから、Webシステムの処理のフローは
リモートのサーバーに対して情報の検索処理の指示を出す

サーバー側で情報処理

結果画面ををクライアントPCに送信

画面表示

Accessデーター移動

というフローに対しAccessは
AccessがインストールされているクライアントPCで情報の検索処理の指示を出す

データーがある社内サーバーのデータ一覧をクライアントPCにすべて読み込み

データーが揃ったらクライアントPCで処理

画面表示

といったフローになり一番重いデーターベースのデータが
サーバーとクライアントPCを行き来することになります。

まとめ

Accessのデータ処理を早くする方法は存在しますが、
ほとんどの場合は上で説明した処理フローの状態となっており

Accessはデーター量が多くなってくるとデーターの移動が増えてしまう特性があるため遅くなります。

これに比べWebシステムは
マスターデータと処理するサーバーが同じ場所にあるため
処理の重いものはサーバー上で行い必要な画面情報だけをクライアントPCに送信するため処理速度は速くなります。

#オーダーメイドシステム #Access #Webアプリ

水谷友彦

この記事を書いた人

株式会社ウェブロッサムの
代表:水谷友彦

中小企業の業務効率化を
デジタル戦略でサポート

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