もう“野良ChatGPT”にしない。社内専用AIチャット+利用スコアで「安全なAI活用」

1.はじめに
ここ数年で、ChatGPT をはじめとした生成AIが一気に広がりました。
現場でも
「社員がこっそり自分のアカウントで使っている」
「便利なのは分かるけど、情報漏えいが怖い」
という声をよく聞きます。
いわゆる“野良ChatGPT”状態
会社としてはノータッチのまま、現場の判断でバラバラにAIを使っている状況です。
これは、便利さの裏側で
「どんな情報が外部に出ているのか分からない」
「どの部署がどれだけAIを使っているのか見えない」
という、経営・情報システム側にとってはかなり怖い状態でもあります。
そこで、「社内専用AIチャット+利用スコア」という仕組みを用意し、
「もう“野良ChatGPT”にしない」ための環境づくりをお手伝いするサービスをリリースしました。

2. 「社内専用AIチャット+利用スコア」とは?
今回ご提供するのは、
- 社員IDでログインして使える「社内専用AIチャット」
- 各ユーザーのAI利用をスコアリングして見える化する「利用スコア」
を組み合わせた、小さな「社内AIポータル」のようなサービスです。
ブラウザからアクセスすると、まず社内用のログイン画面が表示されます。
社員IDとパスワードで認証されると、自分専用のチャット画面が立ち上がり、通常のChatGPTのように自然な対話ができます。
裏側では、やりとりした内容がデーターベースに記録され、
AIが「質問の具体性」「論理性」「専門性」といった観点でスコアをつける仕組みになっています。
このスコアをもとに、部署ごと・個人ごとに「AIをどれだけ上手に活用できているか」を把握できるのが特徴です。
別の見方をすれば使う社員の質問内容の専門性の度合いや論理的思考力などのスキルレベル、最近のトレンドなどを把握することも可能です。

3. 社員側から見た「使い心地」
現場の社員から見ると、操作感はほぼ「ChatGPT と同じ」です。
画面左側には、自分のスレッド(相談テーマごとのチャット履歴)が一覧で並びます。
「見積書の文章を整えてほしい」「社内マニュアルのたたき台を作ってほしい」「顧客向けメール文を考えてほしい」など、テーマごとにスレッドを分けて使うことができます。
右側のメイン画面には、いつものチャット形式でAIとのやりとりが表示されます。
メッセージを送ると、AIから回答が返ってくる
というシンプルな流れです。
とはいえ、社員の方は「スコアがつく」ことを意識し過ぎる必要はありません。
あくまで管理者側の「利用状況の見える化」として使う前提で、現場にストレスがかからないような軽い仕組みにしています。
4. 管理者にとってのメリット:「見える化」と「安心感」
この仕組みのキモは、管理者側のダッシュボード的な見え方です。
- どの社員が、どんなテーマでAIに相談しているか
- どんな質問が多いか(文章作成なのか、企画アイデアなのか、技術的な相談なのか)
- 質問内容がどれくらい具体的で、業務に即しているか
といった情報を、「利用スコア」と紐づけて把握できます。
これによって、例えば次のようなことが可能になります。
- AI活用が進んでいる部署・人材を把握し、好事例として展開できる
- AIの使い方があまり上手くない部署には、ピンポイントで研修やフォローを入れられる
- 「AI任せにしすぎていないか」「業務に関係ない使い方をしていないか」といった観点で、リスクを早めに察知できる
単に「AIを導入しました」で終わらず、
“どのように活用されているか”まで一歩踏み込んで把握できるのが、
このサービスの大きなメリットです。
ランニングコスト:
ChatGPT Plus を社員数分契約すると、
1人あたり月3,000円前後 × 人数ぶんの固定費がかかります。
一方で、今回のような「社内専用AIチャット」を API 課金で運用すると、
10人規模であっても月の利用料は 数千円〜1万円前後 に収まるケースが大半です。
つまり、同じ人数でも「Plus×人数」で契約するより 7〜9割ほど安く
抑えられるイメージです。
5. 情報セキュリティ面での安心ポイント

「もう野良にはしない」と言う以上、情報セキュリティ面の安心感は欠かせません。
今回の仕組みでは、次のような考え方で設計しています。
まず、アクセスは社員ID+パスワードによるログインが前提です。
誰が利用しているのかが常に紐づいており、
「匿名で使われているAI」ではありません。
また、やりとりした内容は社内用のスプレッドシートにログとして保存されます。
管理者は必要に応じて、特定のスレッドをチェックしたり、
「この期間にどんな相談が多かったか」を確認できます。
加えて、
- 管理者アカウントと一般ユーザーアカウントを分ける
- 利用範囲を社内利用に限定した説明・ルール作りをセットでご提案
といった形で、「仕組み+運用ルール」の両面からサポートします。
「社員がそれぞれ外部サービスに勝手に登録して使っている状態」と比べると、
どこで・誰が・どんな目的でAIを使っているかを把握できるだけでも、
情報セキュリティの観点では大きな前進だと考えています。
6.こんな企業・現場におすすめです
この「社内専用AIチャット+利用スコア」は、特に次のような企業・現場に向いています。
- すでに一部の社員がChatGPT等を使っており、「本当は会社としてルールを決めたい」と感じている
- 情報システム部門や経営層が、「AIの利便性」と「情報漏えいリスク」の板挟みになっている
- まずは小さくPoC的に始めて、うまくいけば全社展開を検討したい
- 「AI活用できる人材」を育てたいが、現状どこまで使えているのか把握できていない
いきなり大規模なAIプラットフォームを導入するのではなく、
「小さく始めて、きちんと可視化する」ための一歩目として位置付けていただくイメージです。

7.まとめ:AIを“野良”にしないために、まずは入口を整える
生成AIは、使い方次第で業務効率やアウトプットの質を大きく変えてくれます。
一方で、「野良ChatGPT」のように、
会社として管理できない形で広がってしまうと、
後からルールづくりやセキュリティ面の整理が非常に難しくなります。
だからこそ、最初の入口となる「社内専用のAIチャット環境」を用意することが重要だと考えています。
- 社員は、社内専用の窓口から安心してAIに相談できる
- 管理者は、利用状況とスコアをもとに、教育・ルール整備・投資判断ができる
そんな形で、「もう“野良ChatGPT”にしない」ための仕組みづくりをサポートしていきます。
サービスの詳細や、自社への適用イメージなどは、個別にご相談いただければ、
実際の画面イメージやログのイメージとともにご説明いたします。
「まずは自社でどのように使えそうか知りたい」という段階でも、お気軽にお問い合わせください。
8.次の一歩
まずは無料相談でお気軽にご相談ください
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この記事を書いた人
株式会社ウェブロッサムの
代表:水谷友彦
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