更新日時:2025.08.19
カテゴリー:blog
スクラッチ開発はDX時代にオワコンなのか?

1.はじめに
近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)の流れの中で、「ノーコード/ローコード開発」「SaaSの活用」「クラウドサービスの組み合わせ」が注目を集めています。
その結果、「スクラッチ開発(ゼロからのシステム開発)」はコストやスピード面で劣るのではないか、もはやオワコンなのではないか、という議論が聞かれるようになりました。
しかし、果たしてスクラッチ開発は本当に時代遅れなのでしょうか?
2. スクラッチ開発が「オワコン」と言われる理由
まずは、そうした見方が生まれる背景を整理します。
- スピード感の不足
DX時代は「試して改善するサイクル」が重視されます。ノーコードや既存のSaaSなら、数日〜数週間でプロトタイプを構築できますが、スクラッチ開発は数ヶ月〜年単位のプロジェクトになることが少なくありません。 - コストの高さ
要件定義から設計・実装・テストまでフルプロセスを踏むため、初期投資が大きくなります。特に中小企業にとっては負担が大きく、「安価に始められるSaaSで十分」と考える傾向が強まっています。 - 運用負荷
保守・アップデートも自社責任。クラウドサービスと違って、自動で機能が追加されるわけではありません。
こうした要素が、スクラッチ開発を「DX時代に合わないのでは」と思わせる要因です。
3. それでも残るスクラッチ開発の価値
一方で、スクラッチ開発には「他では代替できない価値」も存在します。
- 独自性と競争優位性
SaaSは便利ですが、誰でも同じ機能を利用できます。差別化が必要な領域では、スクラッチ開発による独自システムが競争力につながります。 - 複雑な業務要件への対応
製造業の工程管理や物流の特殊ルールなど、既存サービスでは対応しきれない要件を持つ場合、スクラッチ開発が唯一の解となります。 - 長期的なコスト最適化
SaaSは利用開始が安価でも、ユーザー数や利用機能が増えるとランニングコストが膨らみます。5年、10年単位で考えれば、スクラッチ開発の方がトータルコストが低くなるケースも少なくありません。
4. ハイブリッドな発想が必要

結論として、スクラッチ開発は「オワコン」ではなく、適材適所の選択肢です。
今後は以下のようなハイブリッド型の戦略が主流になっていくでしょう。
5.まとめ
DX時代において、スクラッチ開発は決してオワコンではありません。
むしろ「どこをSaaSで済ませ、どこをスクラッチで作り込むか」を見極められる企業こそが、真にDXを実現できると言えるでしょう。
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この記事を書いた人
株式会社ウェブロッサムの
代表:水谷友彦
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