更新日時:2024.07.22
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フルオーダーメイドシステムのメリット・デメリット
はじめに
業務効率化のためにDX化は重要という言葉を聞いて一般的に頭に浮かぶのは、
業務のデジタル化、システム化だと思います。
今回はシステムを導入する上でパッケージ版にするのかオーダーメイドシステムにするのかのメリット・デメリットについて解説します。
メリット
- カスタマイズ性: フルオーダーメイドシステムは、企業のニーズに合わせて完全にカスタマイズできます。これにより、業務プロセスにぴったり合ったシステムを構築することができます。
- 競争優位性の向上: 独自のシステムを持つことで、他社と差別化が図れます。特に特殊なニーズがある場合や、独自のビジネスプロセスを持つ企業にとっては大きな利点です。
- スケーラビリティ(拡張性): 事業の成長に応じてシステムを拡張したり、機能を追加したりすることが容易です。これは、パッケージソフトウェアでは難しいことが多いです。
- セキュリティ: オーダーメイドシステムは、企業のセキュリティ要件に合わせて設計できるため、データの安全性を高めることができます。
デメリット
- コスト: フルオーダーメイドシステムは、設計から開発、導入までのコストが高くなりがちです。特に小規模な企業には負担が大きい場合があります。
- 開発期間: 完全にカスタマイズされたシステムの開発には時間がかかります。これにより、導入までのリードタイムが長くなることがあります。
- メンテナンス: 専門の知識が必要なため、システムの保守やアップデートにコストがかかることがあります。外部の開発会社に依頼する場合、その依存度も高くなります。
- リスク: 開発プロジェクトが計画通りに進まない場合や、要件が変更された場合、プロジェクトが失敗するリスクがあります。
フルオーダーシステムがおすすめの事業者の特徴
- 独自性の高いビジネスを持つ企業: 製造業、物流業、建設業などそれぞれ独自のプロセスをノウハウとして保有しており、標準的なソフトウェアでは対応できない、独自のビジネスプロセスやサービスを提供している企業に最適です。
- 将来的な拡張を見越した企業: 事業の成長に合わせてシステムを柔軟に拡張したい企業には、スケーラブルなオーダーメイドシステムが適しています。
パッケージシステムはイニシャルが安いと言えますが、結果的にシステムで対応できないプロセスが発生するのが常で、システム乗り換えが必要となった場合はかえって割高となります。
まとめ
フルオーダーメイドシステムは、その高いカスタマイズ性とスケーラビリティによって、特定のニーズを持つ企業にとって非常に有用なツールとなります。しかし、導入コストや開発期間、メンテナンスの課題もあるため、企業は自社の要件とリソースを慎重に検討する必要があります。
当社はオーダーメイドシステムですが、中小規模事業者様のお力になりたいという思いからオーダーメイドシステムでありながらパッケージシステムと同等の金額レベルで構築できる場合があります。
是非一度ご相談ください。
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この記事を書いた人
株式会社ウェブロッサムの
代表:水谷友彦
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